写真はファイナンシャルプランナーの森明子さん。いつも明るくてユーモアのある素敵な方です。初めてお会いした時から穏やかで気さくな雰囲気で接してくれました。とても仲の良いご夫婦で経営されてます。
当初、明子さんから「みんなが明るくハッピーにという想いで名前を付けたので”四ツ葉のクローバー”をモチーフにデザインできませんか?」というアイデアを受け、ロゴ制作からビジュアルイメージ、ウェブサイト、ノベルティまで制作しました。
初期の段階でのプロセスは、自分ですべてを決めるとき以外、いつも形を変えます。
今回はご夫妻とのヒアリングから始まり、クローバーのアイデア、世界観にマッチしたカラーセレクト、イラストの表現方法、それを伝えこれから出会う人たちと繋がっていくための言葉。お二人の貴重な時間をお借りしながらの共同作業です。
気づいたことはたくさんありました。特に大事だと考えたのは、ほけんはとても繊細な商品であること。警戒心や誤解の多いイメージを取り払うのは、そこに携わる方達の熱意や想いを正しく表現し、それが分かりやすく伝わるよう表面的でなく、心で会話できるようなコンセプト・世界観にすることでした。
ほけんと向き合う目線、コミュニケーション、ビジョン。ビジュアルに反映されたイメージの源はご夫妻の人柄が大きく影響しています。
新しいブランドを作るというのはとても体力を使いますし、一生懸命作りあげたものが表面的なものしかなかったら、人と対話することはとても困難だったり、伝わりにくかったりします。
でもそうしたブランドの基礎を支える人たちの情熱や思いやりがしっかり根っこにあると、そこから受けるインスピレーションはプロジェクトを加速させ、充実した内容に行き着く場合が多いように感じます
僕も今回のご依頼を受けるまでは、ほけんに対する知識やそこに携わる方達の考え方になかなか触れる機会が無く、またしても自分の中でたくさん学ぶことがありました。
オープンイベントで人があふれる店内。一人一人に笑顔で声をかけながらチラシを渡している明子さんの姿がとても印象的でした。
風情あるレンガ造りの町並みを通る海岸線、目の前には巌流島が見える場所にあります。
4月30日まで、写真の通りシンボルマークのネーミングを募集しています。こどものアイデアも大歓迎です。よかったらご応募してみてくださいね。